マンションの引き渡し時に知っておくべき3つのこと

「引き渡しって何?」
「売主は何をするの?」
「注意点はあるの?」
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「マンションの引き渡し」と聞いても、具体的に何をするかピンと来ない人も多いと思います。しかし、マンションの引き渡しまでに売主がやることは意外と多いです。

事前に準備したり、時間を確保したりする必要も出てくるので、契約が終わったからといって油断してはいけません。今回は、そんなマンションの引き渡し時に売主が知っておくべき3つのことを紹介します。

ローンがある人の手続き

まず、住宅ローンが残っている人は、「住宅ローンの完済手続き」があります。この手続きをすることで、引き渡し日に抵当権抹消手続きに必要な書類を、金融機関からもらえるようになります

この手続きは時間がかかる場合があるので要注意です。

抵当権とは?

抵当権とは、簡単いうと「担保」のことです。つまり、金融機関が住宅ローンを融資する代わりに、あなたのマンションを担保にしているということです。

担保設定しているということは、仮にあなたが住宅ローン返済を一定期間滞納すれば、金融機関は担保にしているマンションを売却することが可能です。

このような権利を設定したまま買主に渡すことはできないので、引き渡し前に抵当権を抹消する必要があります。なお、抵当権抹消は住宅ローンの完済が条件になります。

手続き方法

住宅ローン完済手続きは、住宅ローンを借り入れている金融機関へ連絡します。そのとき、以下の点に気を付けましょう。

  • 持ち物などが決まっている
  • 平日の日中しかやっていないことがある
  • 予約が取れない場合がある

住宅ローン完済手続きは、割と面倒な手続きになります。また、金融機関によって受付日や持ち物なども異なります。

そのため、事前に金融機関へ連絡して、受付日時や持ち物は確認しましょう。金融機関への連絡は、マンションの購入申込を受けたくらいのタイミングが良いかと思います。

持ち物などが決まっている

住宅ローン完済手続きは、以下のことを確認&決めます。

  • 完済(引き渡し)時の残債はいくらか?
  • 完済(引き渡し)日はいつか?
  • 本人確認など

完済手続きに必要な情報や書類は、金融機関によって異なります。もし忘れてしまえば二度手間になるので、繰り返しになりますが必ず事前に確認しておきましょう。

平日の日中しかやっていないことがある

これも金融機関によりますが、多くの金融機関はテレビ電話か窓口で手続きします。そのため、金融機関がオープンしている平日の日中しかやっていないことが多いです。

そうなると、会社員の方は予定調整が大変になります。だからこそ、前もって予定調整することが大切になるのです。

予約が取れない場合がある

さらに、予約制ではなく直接店舗へ行き「空いているとき」だけしか手続き出来ない場合があります。つまり、手続きにかかる時間は、金融機関の混み具合によるということです。

仮に、金融機関が混んでいれば手続きに数時間かかることもあるので、きちんと時間を確保しておきましょう。

ここまでのまとめ
  • ローンが残る場合は事前に手続きがある
  • その手続きは平日の日中しかできないこともある
  • しかも手続きは時間がかかる場合もある

引越し準備は早めにしておく

マンションの引き渡しとは、その部屋を完全に買主に明け渡すことを言います。そのため、引き渡し日までには引越しを完了して、部屋は空っぽにしておく必要があるのです。

その際、以下の点に気を付けましょう。

  • 早めに&複数社に見積もりしておく
  • 引越しは余裕をもっておく

先ほどの住宅ローン完済手続きもですが、とにかく事前にどんどん進めておきましょう。

早めに&複数社に見積もりしておく

以下の理由で、引越しは早めに&複数社に見積もりしておきましょう。

  • 引越し会社によって料金が異なる
  • 引越し時期によって金額が異なる
  • 事前に引越しを申込むと安くなる場合がある

特に、荷物に大型家具・家電などがあると、引越し費用は10万円~20万円以上することもあります。

そのため、少しでも引越し費用を安く抑えるために、上記のように早めに複数社へ見積もり依頼をしておきましょう。

引越しは余裕をもって設定

予期せぬことで引越し日が延長になることもあります。しかし、引き渡し日は売買契約書の「引渡約定日」によって、決まっているのです。

つまり、自分の都合で引き渡しが延びれば売買契約違反になり、最悪の場合には違約金が取られることもあります。

ここまでのまとめ
  • 引き渡し日は部屋を空っぽにする
  • 引越しの見積もりは早め&複数社に依頼する
  • 引越し日は余裕をもって設定する

引き渡し日は時間を確保

さいごに引き渡し日は時間を確保しておきましょう。その理由は、引き渡し日は以下のような作業があるからです。

  • 買主のからの入金確認
  • 引渡書類への記入
  • 金融機関への動向

売買契約などと比べると所要時間は短いですが、多少時間がかかることは認識しておきましょう。

引き渡し日の流れ

ケースバイケースではありますが、引き渡し日は以下のような流れになります。

  • 不動産会社のオフィスなどに集まる
  • 営業マンと買主と一緒に入金を待つ
  • 入金確認ができたら書類へ記入
  • 金融機関へ抵当権抹消書類を取りにくいく
  • 法務局へ登記手続き

買主は、事前にローンや現金での入金手続きをしておくので、大体朝イチで入金されます。そのため、引き渡し日は9時から集まることが多いです。

また、売主は法務局まで行く必要はありません。法務局は、同行している司法書士が行き、抵当権抹消登記と所有移転登記が完了次第、売主に連絡が来るという流れです。

引き渡し日の時間

引き渡し日は概ね2時間くらいはかかるので、会社員の方は特に時間の確保に気を付けましょう。

また、引き渡し日は基本的に平日の設定になります。なぜなら、金融機関や法務局が平日しかオープンしていないからです。

ここまでのまとめ
  • 引き渡しは朝イチで集まることが多い
  • 引き渡し日の流れを理解する
  • 引き渡し日は2時間ほど確保する

まとめ

マンションの引き渡しについては、以下のポイントを抑えておきましょう。

  • 住宅ローン完済手続きは時間がかかる
  • 住宅ローン完済手続きの日程や持ち物は事前に確認する
  • 引越しの準備は早めに行う
  • 引越しの見積もりは複数社へ依頼
  • 引き渡し日は平日で2時間程度は確保しておく

引き渡しが終われば一旦売却活動は全て完了です。次は少々毛色が変わりますが、「不動産会社を選ぶコツ」を解説します。こちらの記事をご覧ください。